L-1ビザの申請にかかる費用と承認までの期間はどのくらいですか?
L-1ビザの申請には、申請料や弁護士費用など様々な費用が発生します。また、承認までの期間は申請の種類や状況によって異なります。ここでは、L-1ビザの申請にかかる費用と期間の目安について解説します。

Daniel Aydin監修
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
回答
L-1ビザの申請にかかる費用と承認までの期間はどのくらいですか?
L-1ビザの申請を検討する際、最も気になるのは費用と承認までの期間ではないでしょうか。L-1ビザの申請には、大きく分けて申請料、弁護士費用、その他の費用が発生します。また、承認までの期間は、申請の種類(個別申請かブランケット申請か)、申請を行う場所(米国大使館・領事館か、米国国内か)、そしてUSCIS(米国移民局)の処理状況によって大きく変動します。
ここでは、L-1ビザの申請にかかる費用と承認までの期間について、詳細な情報を提供します。
L-1ビザ申請にかかる費用
L-1ビザの申請には、主に以下の費用が発生します。
- 申請料(Form I-129): USCISに支払う申請料です。2024年現在、Form I-129の申請料は$705です。ただし、この金額はUSCISの規定変更により変動する可能性がありますので、申請前に必ず最新情報をUSCISのウェブサイトで確認してください。
- 詐欺防止・取締料: L-1ビザの申請には、詐欺防止・取締料として$500が別途必要となる場合があります。これは、特定の企業がL-1ビザを不正に利用することを防ぐための費用です。
- 弁護士費用: 弁護士に申請代行を依頼する場合、弁護士費用が発生します。弁護士費用は、弁護士の経験や事務所の規模、そして申請の複雑さによって大きく異なりますが、一般的には$5,000~$15,000程度が目安となります。弁護士費用は、事前に見積もりを取り、契約内容をしっかりと確認することが重要です。
- その他の費用: 上記以外にも、翻訳費用、書類作成費用、郵送費用などがかかる場合があります。また、米国大使館・領事館で面接を受ける場合、面接料(通常$160程度)が必要となります。
L-1ビザ承認までの期間
L-1ビザの承認までの期間は、以下の要因によって大きく変動します。
- 申請の種類: 個別申請よりも、ブランケット申請の方が承認までの期間が短い傾向にあります。ブランケット申請は、一定の条件を満たす大規模な企業が利用できる制度で、USCISによる審査が簡略化されるためです。
- 申請場所: 米国大使館・領事館で申請する場合、面接の予約状況や領事官の処理能力によって期間が変動します。米国国内で申請する場合(ステータス変更)、USCISの処理状況によって期間が変動します。
- USCISの処理状況: USCISの処理能力は常に変動しており、申請が集中する時期や、移民政策の変更などによって、処理期間が大幅に遅れることがあります。USCISのウェブサイトで、最新の処理状況を確認することができます。
一般的に、L-1ビザの承認までの期間は、個別申請の場合3ヶ月~6ヶ月程度、ブランケット申請の場合1ヶ月~3ヶ月程度が目安となります。ただし、これはあくまで目安であり、実際にはこれよりも長くかかる場合もあります。プレミアム・プロセッシング(追加料金を支払うことで、USCISが申請を優先的に処理する制度)を利用することで、承認までの期間を短縮することができます。プレミアム・プロセッシングを利用した場合、通常15日以内に審査結果が出ます。
L-1ビザ申請の注意点
L-1ビザの申請は、複雑な手続きを伴います。特に、以下の点に注意が必要です。
- 申請書類の正確性: 申請書類に不備があると、審査が遅れたり、却下されたりする可能性があります。申請書類は、正確かつ丁寧に作成するように心がけましょう。
- 専門知識の証明: L-1Bビザ(専門知識を有する従業員)を申請する場合、専門知識を証明するための書類をしっかりと準備する必要があります。職務経歴書、学歴証明書、研修修了証明書などを提出し、専門知識を有することを明確に示しましょう。
- 企業内転勤の要件: L-1ビザは、企業内転勤を目的としたビザです。そのため、申請者は、過去3年間に1年以上、海外の関連会社で勤務している必要があります。また、米国に派遣されるポジションは、管理職、経営幹部、または専門知識を有する職務である必要があります。
よくある誤解
- L-1ビザは簡単に取得できる: L-1ビザは、他のビザと比較して取得しやすいと言われることもありますが、決して簡単な手続きではありません。申請書類の準備や面接対策など、しっかりと準備する必要があります。
- 弁護士に依頼すれば必ず承認される: 弁護士に依頼することで、申請の成功率を高めることはできますが、必ず承認されるとは限りません。弁護士は、申請書類の作成や面接対策をサポートしますが、最終的な判断はUSCISが行います。
- L-1ビザの期間は自動的に延長される: L-1ビザの期間は、自動的に延長されるわけではありません。延長を希望する場合は、期間満了前に再度申請を行う必要があります。
まとめ
L-1ビザの申請には、申請料、弁護士費用、その他の費用が発生し、承認までの期間は申請の種類やUSCISの処理状況によって変動します。申請を検討する際は、これらの費用と期間を考慮し、余裕を持って準備を進めることが重要です。専門家(弁護士)のサポートを得ながら、正確な情報に基づいて申請を行いましょう。
次のステップ
- 弁護士に相談する: L-1ビザの申請に詳しい弁護士に相談し、個別の状況に合わせたアドバイスを受けましょう。弁護士は、申請書類の準備や面接対策をサポートしてくれます。
- 必要書類を収集する: 弁護士の指示に従い、必要な書類を収集しましょう。申請書類は、正確かつ丁寧に作成するように心がけましょう。
- 申請書類を提出する: 申請書類が完成したら、USCISに提出します。オンラインで申請することも可能です。
- 面接を受ける(必要な場合): 米国大使館・領事館で面接を受ける必要がある場合は、面接の予約を取り、しっかりと準備しましょう。
- 承認を待つ: 承認が下りるまで、USCISからの連絡を待ちましょう。USCISのウェブサイトで、申請状況を確認することができます。
参考資料:
- USCISウェブサイト: https://www.uscis.gov/
- 米国務省ウェブサイト: https://travel.state.gov/
この回答の監修者

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。
免責事項
この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。