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L-1ビザ

L-1ビザの申請手続きの流れの要件は何ですか?

L-1ビザの申請は、米国企業が海外の関連会社から従業員を転勤させる際に行われます。申請の流れと必要な要件について詳しく解説します。

Daniel Aydin

Daniel Aydin監修

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

更新 2026年3月11日9 min read

回答

L-1ビザの申請手続きの流れの要件とは?

L-1ビザは、多国籍企業が海外の関連会社から従業員を米国の事業所へ一時的に転勤させるために利用されるビザです。このビザを取得するためには、いくつかの段階を経て申請手続きを進める必要があります。本記事では、L-1ビザの申請手続きの流れと、各段階で必要な要件について詳しく解説します。

L-1ビザ申請の全体像

L-1ビザの申請は、大きく分けて以下のステップで構成されます。

  1. 米国企業による請願(Petition)の提出: まず、米国の企業がUSCIS(米国移民局)に対して、従業員のL-1ビザを申請するための請願書(Form I-129)を提出します。
  2. USCISによる審査: USCISは、提出された請願書の内容を審査し、L-1ビザの要件を満たしているかどうかを判断します。
  3. ビザ申請(領事面接): USCISの承認後、海外にいる従業員は、米国の在外公館(大使館または領事館)でビザ申請を行い、面接を受けます。
  4. 入国審査: ビザが発給されたら、従業員は米国に入国し、入国審査を受けます。

請願(Petition)の提出

米国の企業は、従業員のL-1ビザを申請するために、まずUSCISに請願書(Form I-129)を提出する必要があります。この請願書には、以下の情報を含める必要があります。

  • 企業情報: 米国企業および海外関連会社の名称、所在地、事業内容など。
  • 従業員情報: 従業員の氏名、生年月日、国籍、職務内容、学歴、職務経歴など。
  • L-1AまたはL-1Bの区分: 申請するビザの種類(L-1AまたはL-1B)を明記する必要があります。
  • 転勤の目的: 米国での職務内容、転勤期間、給与、福利厚生など。
  • 関連会社との関係: 米国企業と海外関連会社との関係(親会社、子会社、支店、関連会社など)を証明する書類。

請願書には、上記の情報を裏付けるための証拠書類を添付する必要があります。例えば、会社の登記簿謄本、財務諸表、組織図、従業員の職務経歴書、給与明細などが考えられます。USCISの審査の遅延を防ぐため、必要書類はすべて英語に翻訳し、原本とともに提出することが推奨されます。

ビザ申請(領事面接)

USCISが請願書を承認すると、従業員は米国の在外公館でビザ申請を行うことができます。ビザ申請には、以下の書類が必要です。

  • オンライン申請書(DS-160): オンラインで申請書を作成し、印刷した確認ページを持参します。
  • パスポート: 有効期限が米国滞在期間よりも6か月以上残っているパスポート。
  • 写真: 最近6か月以内に撮影された写真。
  • 請願書(I-797): USCISが承認した請願書のコピー。
  • 面接予約確認書: オンラインで予約した面接の日時を証明する書類。
  • その他の書類: 職務経歴書、学歴証明書、給与明細など、面接官が要求する可能性のある書類。

面接では、従業員の資格、転勤の目的、米国での滞在予定などについて質問されます。面接官は、従業員がL-1ビザの要件を満たしているかどうかを判断します。L-1ビザが承認されると、パスポートにビザが貼付されます。

入国審査

L-1ビザが発給されたら、従業員は米国に入国することができます。入国審査では、税関・国境警備局(CBP)の審査官が、ビザ、パスポート、その他の書類を確認し、入国を許可するかどうかを判断します。入国審査官は、従業員に対して、転勤の目的、米国での滞在予定、犯罪歴などについて質問することがあります。入国が許可されると、I-94という入国記録が発行されます。I-94には、滞在期限が記載されていますので、必ず確認してください。

よくある誤解

  • L-1ビザは簡単に取得できる: L-1ビザは、一定の要件を満たす必要があります。特に、特殊な知識を持つ従業員(L-1B)の申請は、審査が厳しくなる傾向があります。
  • L-1ビザの期間は無制限: L-1Aビザの最長滞在期間は7年、L-1Bビザの最長滞在期間は5年です。期間満了後は、原則として1年間は米国国外に滞在する必要があります。
  • L-1ビザで永住権(グリーンカード)を申請できる: L-1ビザは一時的な滞在を目的とするビザですが、L-1Aビザ保持者は、EB-1Cというカテゴリーで永住権を申請できる可能性があります。

まとめ

L-1ビザの申請は、米国企業と従業員の両方にとって、時間と労力を要するプロセスです。申請をスムーズに進めるためには、各段階で必要な要件を正確に理解し、適切な準備を行うことが重要です。弁護士や移民コンサルタントなどの専門家のサポートを受けることも有効です。

次のステップ

  1. 弁護士または移民コンサルタントに相談する: L-1ビザの申請に関するアドバイスやサポートを受ける。
  2. 必要書類を収集する: 米国企業および従業員の情報を収集し、必要な書類を準備する。
  3. 請願書(Form I-129)を提出する: USCISに請願書を提出する。
  4. ビザ申請(領事面接)の準備をする: 米国の在外公館でビザ申請を行い、面接の準備をする。
  5. 米国に入国する: L-1ビザが発給されたら、米国に入国し、入国審査を受ける。
L-1ビザ企業内転勤駐在員ビザ申請手続き米国移民法

この回答の監修者

Daniel Aydin

Daniel Aydinダニエル・アイディン

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。

免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

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