E-2ビザからEB-5投資永住権への切り替えは可能ですか?
E-2ビザ保持者がEB-5投資永住権に切り替えることは可能です。ただし、いくつかの条件とステップがあります。米国国内でのステータス変更、または本国での移民ビザ申請のいずれかを選択できます。

Daniel Aydin監修
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
回答
E-2ビザからEB-5投資永住権への切り替えについて
E-2ビザは、条約国籍を持つ外国人が米国で事業投資を行う際に取得できるビザですが、永住権ではありません。しかし、E-2ビザ保持者がEB-5投資永住権(投資グリーンカード)に切り替えることは可能です。この切り替えには、いくつかの方法と条件があります。この記事では、E-2ビザからEB-5への切り替えに関する詳細な情報を提供します。
E-2ビザからEB-5への切り替え方法
E-2ビザからEB-5への切り替えには、主に2つの方法があります。
- 米国国内でのステータス変更 (Adjustment of Status): 米国に合法的に滞在している間に、EB-5の条件を満たし、I-485(永住権申請)をUSCIS(米国移民局)に提出する方法です。
- 本国での移民ビザ申請 (Immigrant Visa Processing): 米国を出国し、自国(または指定された国)の米国大使館または領事館で移民ビザの申請手続きを行う方法です。
どちらの方法を選択するかは、個々の状況や希望によって異なります。
詳細なステップ
1. EB-5の適格性確認
まず、EB-5投資永住権の申請資格を満たしていることを確認する必要があります。これには、以下の条件が含まれます。
- 投資額: TEA(Targeted Employment Area:特定雇用地域)に指定された地域への投資の場合は80万ドル、それ以外の地域への投資の場合は105万ドルの投資が必要です。
- 資金源: 投資資金の出所を明確に証明する必要があります。資金は合法的に取得されたものでなければなりません。例えば、給与所得、事業利益、相続、贈与などが該当します。
- 雇用創出: 投資によって、少なくとも10人の米国人労働者の雇用を2年間創出する必要があります。リージョナルセンターを通じて投資する場合、間接雇用もカウントされる場合があります。
2. EB-5投資プロジェクトの選定
信頼できるEB-5投資プロジェクトを選定することが非常に重要です。プロジェクトの選定においては、以下の点に注意する必要があります。
- 実績: プロジェクトの開発実績や成功事例を確認します。
- 財務状況: プロジェクトの財務状況を詳細に分析し、リスクを評価します。
- 雇用創出: プロジェクトが確実に雇用を創出できるかを確認します。
- リージョナルセンター: リージョナルセンターを通じて投資する場合、そのセンターの評判や実績を調査します。
3. I-526E請願書の提出
EB-5投資プロジェクトを選定したら、USCISにI-526E(Immigrant Petition by Standalone Investor)請願書を提出します。I-526E請願書には、投資に関する詳細な情報、資金源の証明、事業計画などを添付する必要があります。
4. ステータス変更または移民ビザ申請
I-526E請願書が承認されたら、次のステップに進みます。
- 米国国内でのステータス変更: 米国に合法的に滞在している場合は、I-485(Application to Register Permanent Residence or Adjust Status)をUSCISに提出します。I-485が承認されると、条件付き永住権(Conditional Permanent Residence)が付与されます。
- 本国での移民ビザ申請: 米国を出国し、自国(または指定された国)の米国大使館または領事館で移民ビザの申請手続きを行います。移民ビザが発給されると、米国に入国し、条件付き永住権を取得します。
5. 条件解除の申請
条件付き永住権は2年間有効です。2年後、I-829(Petition by Investor to Remove Conditions on Permanent Resident Status)をUSCISに提出し、条件解除を申請します。条件解除が承認されると、正式な永住権(Permanent Residence)が付与されます。
よくある誤解
- E-2ビザを保持していれば、自動的にEB-5が承認される: E-2ビザの保持は、EB-5の申請を有利にするものではありません。EB-5のすべての条件を満たす必要があります。
- 投資すれば必ずグリーンカードが取得できる: EB-5は投資額だけでなく、雇用創出や資金源の証明など、多くの条件を満たす必要があります。また、申請が却下されるリスクもあります。
- 弁護士なしでも申請できる: EB-5の申請は複雑であり、専門的な知識が必要です。移民法専門の弁護士に相談することを強くお勧めします。
まとめ
E-2ビザからEB-5への切り替えは可能ですが、複雑なプロセスと多くの条件を満たす必要があります。信頼できるEB-5投資プロジェクトを選定し、専門家の助けを借りながら慎重に進めることが重要です。計画的に準備することで、永住権取得の可能性を高めることができます。
次のステップ
- EB-5専門の弁護士に相談する: 弁護士は、あなたの状況に合わせたアドバイスを提供し、申請プロセスをサポートします。
- EB-5投資プロジェクトを調査する: 信頼できるリージョナルセンターやプロジェクトを選定するために、徹底的な調査を行いましょう。
- 資金計画を立てる: 投資に必要な資金を確保し、資金源を明確に証明できるように準備しましょう。
- I-526E請願書の準備を始める: 弁護士と協力して、I-526E請願書に必要な書類を収集し、正確に記入しましょう。
- USCISの最新情報を確認する: EB-5プログラムのルールや要件は変更されることがあります。USCISのウェブサイトで最新情報を確認しましょう。(https://www.uscis.gov/)
この回答の監修者

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。
免責事項
この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。