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L-1ビザ

L-1ビザの申請が却下された場合、不服申立ては可能ですか?

L-1ビザの申請が却下された場合でも、不服申立てや再申請の道はあります。却下の理由を理解し、適切な手続きを行うことが重要です。

Daniel Aydin

Daniel Aydin監修

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

更新 2026年3月11日11 min read

回答

L-1ビザの申請が却下された場合、不服申立ては可能ですか?

L-1ビザの申請が却下された場合でも、絶望する必要はありません。米国移民法には、不服申立てや再申請の機会が設けられています。重要なのは、却下の理由を正確に把握し、適切な対応策を講じることです。

このページでは、L-1ビザの申請が却下された場合に利用できる不服申立ての手続き、再申請の可能性、そして将来の申請に役立つ情報について詳しく解説します。L-1ビザの取得を目指す企業や駐在員の方々にとって、有益な情報となることを願っています。

不服申立て(Appeal)の手続き

L-1ビザの申請が却下された場合、まず検討すべきは不服申立ての手続きです。不服申立ては、却下の決定に対して異議を唱え、再審査を求めるものです。

  • 不服申立ての理由: 不服申立ては、通常、USCIS(米国移民局)の判断に誤りがあったと主張する場合に行われます。たとえば、提出した証拠が正しく評価されなかった、法律の解釈が誤っていた、などが理由として挙げられます。
  • 不服申立ての期限: 不服申立てを行うには、却下通知書に記載された期限内にI-290B(Notice of Appeal or Motion)をUSCISに提出する必要があります。通常、却下通知書の発行日から30日以内に提出する必要があります。
  • 不服申立ての手数料: I-290Bの提出には、所定の手数料が必要です。2023年現在、手数料は$675です。手数料は変更される可能性があるため、USCISのウェブサイトで最新の情報を確認してください。
  • 不服申立てのプロセス: 不服申立てを行うと、USCISは申請を再審査し、新たな証拠や法的議論を考慮します。審査の結果、却下の決定が覆されることもあります。しかし、不服申立てが必ず成功するとは限りません。

再申請(Re-filing)の可能性

不服申立てが認められなかった場合、または不服申立てを行わずに、L-1ビザの再申請を検討することも可能です。再申請は、最初の申請で提出した情報に加えて、新たな証拠や情報を提出することで、申請を強化するものです。

  • 再申請のタイミング: 再申請は、最初の申請が却下された後、いつでも行うことができます。ただし、却下の理由を解消し、申請内容を改善してから再申請することが重要です。
  • 再申請の注意点: 再申請を行う際には、最初の申請で却下された理由を明確に理解し、その点を改善する必要があります。たとえば、専門知識の証明が不十分だった場合は、追加の証拠を提出する、職務内容をより具体的に説明する、などの対策が必要です。
  • ブランケット申請の場合: L-1ビザのブランケット申請が却下された場合、個別の申請に切り替えることも検討できます。ブランケット申請は、一定の条件を満たす企業が、複数の従業員をまとめて申請できる制度ですが、個別の申請の方が審査が通りやすい場合もあります。

専門知識の証明

L-1Bビザ(専門知識を有する従業員)の申請において、専門知識の証明は非常に重要です。専門知識とは、その企業の製品、サービス、技術、または管理に関する高度な知識であり、業界標準を超えた専門性を指します。

  • 専門知識の定義: USCISは、専門知識を「その企業の製品、サービス、技術、または管理に関する高度な知識であり、業界標準を超えた専門性」と定義しています。
  • 専門知識の証明方法: 専門知識を証明するためには、以下の資料を提出することが有効です。
    • 従業員の職務内容を詳細に記述した職務記述書
    • 従業員の学歴、職務経験、トレーニングに関する証明書
    • 従業員が持つ特別なスキルや知識を証明する資料(特許、論文、受賞歴など)
    • 同業他社と比較して、従業員の知識が高度であることを示す資料
  • 職務記述書の重要性: 職務記述書は、従業員の職務内容を明確に記述し、その職務が専門知識を必要とすることを説明する上で非常に重要です。職務記述書には、具体的な業務内容、必要なスキル、責任範囲などを詳細に記載する必要があります。

よくある誤解

  • 不服申立てをすれば必ずビザが取得できる: 不服申立ては、申請を再審査してもらうための手続きであり、必ずしもビザが取得できるとは限りません。不服申立てが認められるかどうかは、USCISの判断によります。
  • 再申請は最初の申請と同じ内容で良い: 再申請は、最初の申請で却下された理由を解消し、申請内容を改善する必要があります。同じ内容で再申請しても、再び却下される可能性が高いです。
  • 弁護士に依頼すれば必ずビザが取得できる: 弁護士は、申請書類の作成や法的なアドバイスを提供することができますが、ビザの取得を保証することはできません。ビザの取得は、最終的にはUSCISの判断によります。

まとめ

L-1ビザの申請が却下された場合でも、不服申立てや再申請の道は開かれています。重要なのは、却下の理由を正確に把握し、適切な対応策を講じることです。専門知識の証明を強化し、申請内容を改善することで、L-1ビザの取得を目指しましょう。

次のステップ

  1. 却下通知書をよく読み、却下の理由を明確に理解する。 USCISは却下理由を詳細に記載しているはずです。不明な点があれば、移民法弁護士に相談しましょう。
  2. 不服申立て(I-290B)を行うか、再申請を行うかを検討する。 どちらを選択するかは、却下の理由、証拠の有無、時間的な制約などを考慮して決定します。
  3. 必要に応じて、移民法弁護士に相談する。 移民法弁護士は、申請書類の作成、証拠の収集、USCISとの交渉などをサポートしてくれます。
  4. 再申請を行う場合は、申請内容を改善する。 最初の申請で却下された理由を解消し、追加の証拠を提出するなど、申請内容を強化しましょう。
  5. USCISのウェブサイトで最新の情報を確認する。 移民法は頻繁に変更されるため、常に最新の情報を把握しておくことが重要です。
L-1ビザ企業内転勤不服申立て却下米国移民法

この回答の監修者

Daniel Aydin

Daniel Aydinダニエル・アイディン

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。

免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

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