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H-1Bビザ

H-1Bビザの申請手続きは初めてですが、全体の流れを教えてください?

H-1Bビザの申請は複雑に感じるかもしれませんが、段階的に進めることでスムーズに進められます。この記事では、初めてH-1Bビザを申請する方向けに、申請プロセスの全体像をわかりやすく解説します。

Daniel Aydin

Daniel Aydin監修

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

更新 2026年3月11日10 min read

回答

H-1Bビザの申請手続き:初めての方向けガイド

H-1Bビザは、アメリカで専門職として働くための就労ビザです。初めて申請する方にとっては、複雑で難解なプロセスに感じるかもしれません。この記事では、H-1Bビザの申請プロセス全体を理解し、スムーズに手続きを進めるためのステップバイステップガイドを提供します。申請の流れ、必要な書類、注意点などを詳しく解説します。

ステップ1:スポンサー企業の確保

H-1Bビザの申請には、アメリカの企業によるスポンサーシップが不可欠です。まずは、H-1Bビザのスポンサーとなってくれる企業を探す必要があります。

  • 求人サイトの活用: Indeed、LinkedInなどの求人サイトで「H-1B Sponsor」などのキーワードで検索し、スポンサー実績のある企業を探しましょう。
  • 人材紹介会社の利用: アメリカの就職に強い人材紹介会社に登録し、H-1Bビザのサポートを受けられる求人を紹介してもらうのも有効です。
  • 直接企業に問い合わせ: 興味のある企業があれば、直接採用担当者にH-1Bビザのスポンサーシップについて問い合わせてみましょう。

企業は、あなたの学歴、職務経験、スキルなどを評価し、H-1Bビザの申請をサポートするかどうかを判断します。企業が見つかったら、雇用契約を結び、申請プロセスを開始します。

ステップ2:労働条件申請(LCA)の提出

スポンサー企業は、まず米国労働省(DOL)に労働条件申請(Labor Condition Application:LCA)を提出する必要があります。LCAは、H-1Bビザ申請者の給与や労働条件が、アメリカ人労働者のそれらと同等であることを保証するためのものです。

  • LCAの内容: 申請者の職務内容、給与、勤務地、労働時間などが記載されます。
  • 提出期間: LCAの審査には通常7営業日程度かかります。
  • 公開義務: 企業はLCAの内容を従業員に公開する義務があります。

LCAが承認されると、企業はI-129 petitionの申請に進むことができます。

ステップ3:I-129請願書の提出

LCAの承認後、スポンサー企業は米国移民局(USCIS)にI-129請願書を提出します。I-129は、H-1Bビザの申請書であり、申請者の資格や企業の情報を詳細に記載する必要があります。

  • 必要な書類:
    • 申請者の学歴証明書(卒業証明書、成績証明書など)
    • 職務経歴書
    • パスポートのコピー
    • LCAの承認書
    • 雇用契約書
    • 企業の財務状況を示す書類
  • 申請費用: I-129の申請費用は、企業の規模や状況によって異なりますが、一般的に数百ドルから数千ドル程度です。
  • プレミアム・プロセッシング: 追加料金(2024年現在、$2,805)を支払うことで、USCISの審査期間を短縮することができます。通常、15営業日以内に審査結果が出ます。

ステップ4:抽選(必要な場合)

H-1Bビザの発給数には年間上限があり、通常65,000件(学士号保持者向け)と、米国修士号以上の学位保持者向けに20,000件が割り当てられています。申請数が上限を超えた場合、USCISは抽選を実施し、当選者のみがH-1Bビザを取得できます。

  • 抽選時期: 通常、3月中に申請受付が開始され、4月上旬に抽選が行われます。
  • 当選確率: 抽選の当選確率は年によって異なりますが、近年は非常に競争率が高くなっています。
  • 抽選に外れた場合: 翌年の抽選に再度挑戦するか、他のビザ(例えば、OPT、E-2ビザなど)を検討する必要があります。

ステップ5:面接(必要な場合)

I-129が承認された後、日本にいる申請者は、米国大使館または領事館で面接を受ける必要があります。面接では、申請者の資格や渡米目的などが審査されます。

  • 必要な書類:
    • パスポート
    • I-797A(I-129の承認通知)
    • DS-160申請書
    • 写真
    • 学歴証明書
    • 職務経歴書
    • 雇用契約書
  • 面接の準備: 面接官からの質問に明確かつ正直に答えることが重要です。渡米目的や職務内容、アメリカでの生活計画などについて事前に準備しておきましょう。

ステップ6:ビザの取得と渡米

面接に合格すると、パスポートにH-1Bビザが発給されます。ビザが発給されたら、アメリカへの渡航準備を進めましょう。

  • 入国審査: アメリカの入国審査では、パスポート、H-1Bビザ、I-797Aなどを提示する必要があります。入国審査官の質問に答え、問題がなければ入国が許可されます。
  • 社会保障番号(SSN)の取得: アメリカで働くためには、社会保障番号(Social Security Number:SSN)が必要です。入国後、社会保障局(Social Security Administration)でSSNを申請しましょう。

よくある誤解

  • 「H-1Bビザがあれば永住権(グリーンカード)は簡単に取れる」: H-1Bビザは就労ビザであり、永住権とは異なります。H-1Bビザ保持者が永住権を申請するには、別途手続きが必要です。
  • 「H-1Bビザの申請は個人でできる」: H-1Bビザの申請は、原則としてスポンサー企業が行う必要があります。個人で申請することはできません。
  • 「H-1Bビザがあれば自由に転職できる」: H-1Bビザは特定の企業での就労を許可するものです。転職する場合は、新しいスポンサー企業を見つけ、再度H-1Bビザの申請を行う必要があります。

まとめ

H-1Bビザの申請は複雑なプロセスですが、スポンサー企業の確保、LCAの提出、I-129請願書の提出、抽選(必要な場合)、面接(必要な場合)という段階を経て進めることができます。各ステップを丁寧にこなし、必要な書類をきちんと準備することが成功の鍵となります。

次のステップ

  1. アメリカでH-1Bビザのスポンサーとなってくれる企業を探しましょう。求人サイトや人材紹介会社を活用し、積極的に応募しましょう。
  2. H-1Bビザの申請に必要な書類をリストアップし、早めに準備を始めましょう。学歴証明書、職務経歴書、パスポートなど、時間がかかる書類もあります。
  3. H-1Bビザの申請プロセスについて、最新の情報を常に確認しましょう。USCISのウェブサイトや移民弁護士のブログなどを参考にすると良いでしょう。
  4. 移民弁護士に相談することを検討しましょう。H-1Bビザの申請は専門知識が必要なため、弁護士のサポートを受けることで、よりスムーズに手続きを進めることができます。
  5. 抽選に外れた場合の代替案も検討しておきましょう。他のビザ(OPT、E-2ビザなど)や、大学院への進学などを検討するのも一つの方法です。
H-1Bビザ就労ビザ申請抽選専門職

この回答の監修者

Daniel Aydin

Daniel Aydinダニエル・アイディン

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。

免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

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