E-2ビザ保持者の子供は、アメリカの大学にどのような条件で進学できますか?
E-2ビザ保持者の子供は、扶養家族としてアメリカに滞在できますが、大学進学にはいくつかの注意点があります。学費やビザのステータスについて解説します。

Daniel Aydin監修
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
回答
E-2ビザ保持者の子供の大学進学について
E-2ビザは、条約国籍を持つ投資家がアメリカで事業を行うためのビザですが、その配偶者や子供も扶養家族としてアメリカに滞在することができます。お子様がアメリカの大学に進学する場合、いくつかの重要なポイントがあります。この記事では、E-2ビザ保持者の子供がアメリカの大学に進学するための条件や注意点について詳しく解説します。
E-2ビザ保持者の子供のステータス
E-2ビザ保持者の21歳未満の未婚の子供は、E-2ビザの扶養家族(E-2 dependent)としてアメリカに滞在できます。このステータスで、公立の小中学校に通うことは可能です。しかし、大学に進学する際には、いくつかの選択肢があります。
- E-2ビザの扶養家族のまま: E-2ビザの扶養家族のステータスのまま大学に通うことは可能です。ただし、この場合、アメリカの大学は通常、留学生として扱います。そのため、学費は留学生料金となり、一般的にアメリカ国内の学生よりも高額になります。
- F-1ビザ(学生ビザ)への切り替え: 大学進学前にF-1ビザ(学生ビザ)に切り替えるという選択肢があります。F-1ビザを取得することで、大学から奨学金や学費援助を受けられる可能性が広がる場合があります。ただし、F-1ビザの取得には、大学からの入学許可証(I-20)が必要です。
- グリーンカードの取得: E-2ビザ保持者がグリーンカード(永住権)を取得した場合、その子供もグリーンカード保持者となり、アメリカ国内の学生として大学に通うことができます。学費は国内学生料金となり、奨学金や学費援助の機会も広がります。
学費について
アメリカの大学の学費は非常に高額です。留学生料金は、年間数万ドルになることも珍しくありません。例えば、テキサス大学オースティン校の2023-2024年度の留学生の学費および諸経費は、年間約43,000ドルです。州立大学の場合、州内に居住している学生(in-state student)と州外からの学生(out-of-state student)で学費が異なります。E-2ビザの扶養家族は、通常、out-of-state studentとして扱われます。
F-1ビザを取得した場合でも、学費は留学生料金のままですが、大学によっては奨学金や学費援助の制度を利用できる場合があります。各大学のウェブサイトで奨学金情報を確認したり、国際学生オフィスに問い合わせたりすることをお勧めします。
F-1ビザへの切り替え手続き
E-2ビザの扶養家族がF-1ビザに切り替える場合、以下の手順で手続きを進めます。
- 大学への入学: まず、アメリカの大学から入学許可を得ます。入学許可を得るためには、大学の入学要件を満たし、必要な書類を提出する必要があります。
- I-20の取得: 大学から入学許可が得られたら、I-20(Certificate of Eligibility for Nonimmigrant Student Status)を発行してもらいます。I-20は、F-1ビザを申請するために必要な書類です。
- SEVIS費用の支払い: I-20を受け取ったら、SEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)費用を支払います。SEVIS費用は、F-1ビザの申請に必要な費用で、USCISのウェブサイトで支払うことができます。
- DS-160の提出: DS-160(オンライン非移民ビザ申請書)を作成し、提出します。DS-160は、米国大使館または領事館でビザ面接を受けるために必要な書類です。
- ビザ面接: 米国大使館または領事館でビザ面接を受けます。面接では、F-1ビザの取得目的や留学計画などについて質問されます。
E-2ビザ保持者のグリーンカード取得
E-2ビザは非移民ビザであり、直接グリーンカード(永住権)につながるものではありません。しかし、E-2ビザ保持者がアメリカで事業を成功させ、一定の条件を満たすことで、EB-5ビザ(投資家ビザ)などを通じてグリーンカードを取得できる可能性があります。グリーンカードを取得すれば、その子供もグリーンカード保持者となり、アメリカ国内の学生として大学に通うことができます。
よくある誤解
- E-2ビザの子供は自動的に学費が安くなる: E-2ビザの扶養家族のステータスでは、学費は留学生料金のままです。学費を安くするためには、F-1ビザへの切り替えやグリーンカードの取得を検討する必要があります。
- F-1ビザへの切り替えは簡単: F-1ビザへの切り替えには、大学からの入学許可やI-20の取得、ビザ面接など、いくつかの手続きが必要です。早めに準備を始めることが重要です。
- E-2ビザからグリーンカードへの直接的な道がある: E-2ビザは非移民ビザであり、直接グリーンカードにつながるものではありません。EB-5ビザなどの別のビザを通じてグリーンカードを取得する必要があります。
まとめ
E-2ビザ保持者の子供がアメリカの大学に進学するためには、E-2ビザの扶養家族のステータス、F-1ビザへの切り替え、グリーンカードの取得など、いくつかの選択肢があります。それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあり、学費や奨学金の機会、手続きの複雑さなどを考慮して、最適な方法を選ぶことが重要です。
次のステップ
- 大学の情報収集: アメリカの大学のウェブサイトで、入学要件や学費、奨学金情報を確認しましょう。国際学生オフィスに問い合わせるのも有効です。
- F-1ビザの申請準備: F-1ビザへの切り替えを検討している場合は、大学からの入学許可を得て、I-20を取得しましょう。SEVIS費用の支払いも忘れずに行いましょう。
- 専門家への相談: ビザや移民法に関する専門家(弁護士など)に相談し、個別の状況に合わせたアドバイスを受けることをお勧めします。特に、グリーンカードの取得を検討している場合は、専門家のサポートが不可欠です。
- 資金計画の策定: アメリカの大学の学費は高額です。早めに資金計画を立て、学費の準備を始めましょう。奨学金や学費援助の機会も積極的に探しましょう。
- スケジュール管理: ビザの申請や大学の入学手続きには時間がかかります。余裕を持ったスケジュールを立て、計画的に準備を進めましょう。
この回答の監修者

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。
免責事項
この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。