重要なお知らせ:このウェブサイトは教育目的のみです。法的助言や法的サービスを提供するものではありません。

ビザ

dv 2025

DV-2025(多様性ビザ抽選プログラム)の応募方法・当選結果・面接対策・必要書類を完全解説。グリーンカード取得の流れがわかります。

Q&A

更新 2026年3月14日24 min read

回答

dv 2025

DV-2025は、アメリカ国務省が実施する多様性移民ビザ抽選プログラム(Diversity Immigrant Visa Program)の2025年度版で、年間最大55,000件のグリーンカード(永住権)を抽選で発給する制度です。DV-2025の応募期間は2023年10月4日〜11月7日に実施され、当選結果は2024年5月4日以降にEntrant Status Checkで確認できるようになりました。

このプログラムは移民送出数が少ない国の出身者を対象としており、日本国籍の方は応募資格があります。正式名称は「Diversity Visa Lottery」で、通称「グリーンカード抽選」「DVロッタリー」とも呼ばれています。ここからはDV-2025の全体像を、応募条件から面接、ビザ取得まで詳しく解説していきます。

DV-2025プログラムの基本情報

DV-2025(多様性ビザ抽選プログラム2025)は、移民国籍法(Immigration and Nationality Act)第203条(c)に基づき、アメリカへの移民が少ない国々に対してグリーンカードを抽選で配分する制度です。毎年約55,000件の移民ビザが発給されますが、ニカラグア中米安定法(NACARA)による調整で実際の発給数は約50,000件前後になることが多いです。

DV-2025プログラムの主要な日程は以下の通りです。

| 項目 | 日程 | |------|------| | 応募受付開始 | 2023年10月4日(正午 EDT) | | 応募受付締切 | 2023年11月7日(正午 EST) | | 当選結果発表 | 2024年5月4日以降 | | ビザ発給対象年度 | 2024年10月1日〜2025年9月30日 | | 結果確認サイト | dvprogram.state.gov |

応募はすべてオンラインで行われ、費用は無料です。1回の応募期間に1人が応募できるのは1件のみで、重複応募が発覚すると失格になります。ここは意外と見落としがちなので注意してください。

DV-2025の応募資格と条件

DV-2025に応募するためには、「対象国の出身であること」と「学歴または職歴の要件を満たすこと」の2つの条件をクリアする必要があります。

出身国の要件

DV抽選プログラムの対象国は、過去5年間にアメリカへの移民送出数が50,000人を超えていない国です。日本は対象国に含まれているため、日本国籍の方は応募資格があります。一方、中国(本土生まれ)、インド、メキシコ、韓国、カナダ、イギリス(北アイルランドを除く)、ブラジルなどは対象外です。

ただし、出身国の判定には特例があります。本人が対象外の国で生まれた場合でも、配偶者が対象国の出身であれば、配偶者の出身国を適用して応募できるケースがあります。実際にこの特例を使って応募している方も少なくありません。

学歴・職歴の要件

DV-2025に応募するには、以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 高校卒業またはそれに相当する学歴 — 日本の高等学校卒業が該当します。高校中退やGED(高等学校卒業程度認定)のみでは不十分です
  • 過去5年以内に2年以上の実務経験 — アメリカ労働省のO*Netデータベースで「SVP 7以上」に分類される職業での経験が必要です

多くの日本人応募者は高校卒業の学歴要件で応募しています。大学卒業以上の学歴があれば、もちろん問題ありません。

DV-2025の応募方法と手順

DV-2025の応募手続きはすべてオンラインで完結し、費用はかかりません。応募の手順は次の5ステップです。

  1. 公式サイトにアクセス — dvprogram.state.govにアクセスし、Electronic Diversity Visa Entry Form(E-DV)のページを開きます
  2. 個人情報の入力 — 氏名、生年月日、出身国、住所、学歴、配偶者・子供の情報を正確に入力します
  3. 顔写真のアップロード — 600×600ピクセルのデジタル写真(過去6ヶ月以内に撮影)をアップロードします。写真の不備は失格の主な原因のひとつです
  4. 確認番号(Confirmation Number)の保存 — 提出後に表示される確認番号を必ず記録してください。この番号がないと当選結果を確認できません
  5. Entrant Status Checkで結果を確認 — 2024年5月4日以降に同サイトで確認番号を使って結果を確認します

写真の規格は非常に厳格です。背景は白、顔が写真全体の50〜69%を占めること、メガネ着用は不可、といった細かい条件があります。国務省の公式写真ツールで事前にチェックするのがおすすめです。

DV-2025の当選確率と選考プロセス

DV-2025の当選率はおおよそ0.5〜1.5%程度と言われていますが、正確な数値は地域と応募総数によって変動します。DV-2024では約11,600,000件の応募に対して約85,000〜90,000件が当選通知を受け取りました。

ここで大事なポイントですが、「当選=グリーンカード確定」ではありません。55,000件の枠に対して多めの当選者(通常8〜9万人程度)が選ばれるのは、辞退者や手続き未完了者が出ることを見越しているためです。当選後の手続きを期限内に完了しなければ、ビザは発給されません。

地域別の配分

DV抽選プログラムのビザは6つの地域に配分され、移民送出数が少ない地域により多くの枠が割り当てられます。

| 地域 | 配分の傾向 | |------|-----------| | アフリカ | 最も多い配分(全体の40〜50%程度) | | ヨーロッパ | 2番目に多い配分 | | アジア | 中程度の配分(日本はここに含まれる) | | 南米・カリブ | 比較的少ない配分 | | オセアニア | 最も少ない配分 | | 北米 | バハマのみ対象 |

日本からの応募者数は毎年数千件規模で、アジア枠全体の中での競争になります。当選確率を上げる裏技のようなものは存在しません。毎年きちんと応募することが最良の戦略です。

DV-2025当選後の手続き — 何をすればいいか

DV-2025に当選した場合、ビザ取得までに複数のステップを踏む必要があります。当選しただけでは永住権は取得できず、手続きを完了しなければなりません。全体の流れは以下の通りです。

ステップ1:当選結果の確認とケースナンバーの取得

Entrant Status Checkで当選が確認できると、ケースナンバー(Case Number)が付与されます。ケースナンバーはビザ面接の順番を決める重要な番号です。番号が若いほど早い時期に面接が予定されます。

ステップ2:DS-260(移民ビザ申請書)のオンライン提出

当選確認後、ceac.state.govからDS-260(Online Immigrant Visa Application)を提出します。DS-260には詳細な個人情報、渡航歴、職歴、家族情報を記入します。提出は当選確認後なるべく早く行いましょう。遅れるとビザ発給年度内に面接が間に合わなくなるリスクがあります。

ステップ3:ケンタッキー領事センター(KCC)からの書類提出指示

DS-260提出後、KCC(Kentucky Consular Center)から追加書類の提出指示が届きます。指示に従い、市民書類(戸籍謄本の英訳、パスポートコピーなど)を提出します。

ステップ4:面接日程の通知

ケースナンバーに基づいてVisa Bulletinで面接対象月が発表されます。面接対象になると、在日米国大使館(東京)または領事館から面接日時の通知が届きます。

ステップ5:面接と健康診断

面接前に指定病院で健康診断を受ける必要があります。日本では東京と大阪の指定病院で受診可能です。面接当日は書類一式を持参して大使館に出頭します。

ステップ6:ビザ発給と渡米

面接で承認されると、通常1〜2週間でパスポートにDVビザスタンプが貼付されて返送されます。ビザの有効期間内(通常6ヶ月)にアメリカに入国すると、入国時点でグリーンカードの手続きが始まり、後日自宅にグリーンカードが郵送されます。

DV-2025面接の必要書類

DV-2025の面接で必要となる書類は多岐にわたります。書類の不備は面接の延期や不許可の原因になるため、事前準備が非常に重要です。

必須書類一覧

  • 有効なパスポート — ビザ発給日から6ヶ月以上の残存有効期間が必要
  • DS-260確認ページ — オンラインで提出したDS-260の確認ページを印刷
  • 写真2枚 — 5cm×5cm、背景白、過去6ヶ月以内に撮影
  • 戸籍謄本と英訳 — 出生証明として使用。翻訳は公証が望ましい
  • 高校卒業証明書(または大学の卒業証明書) — 英文のものを用意
  • 警察証明書(犯罪経歴証明書) — 各都道府県の警察本部で取得。16歳以上で過去に6ヶ月以上居住した国すべてについて必要
  • 健康診断結果 — 大使館指定の病院で受診した結果(封書のまま持参)
  • DV当選通知レター — Entrant Status Checkからダウンロード
  • 面接予約確認レター

あると有利な補足書類

  • 大学の成績証明書
  • 職務経歴書(英文)
  • 納税証明書
  • 銀行残高証明書(渡米後の生活資金の証明として)
  • 米国内のスポンサーからのAffidavit of Support(I-134)

書類の準備は面接日の2〜3ヶ月前から始めるのが安全です。特に警察証明書は発行に2〜3週間かかることがあるため、早めの申請をおすすめします。

DV-2025のVisa Bulletinとケースナンバーの見方

Visa Bulletin(ビザ速報)は米国国務省が毎月発行し、DVプログラムのケースナンバーの面接対象範囲を公表しています。DV-2025のビザ発給期間は2024年10月から2025年9月までで、ケースナンバーが若い順に面接が進みます。

例えば、Visa BulletinでアジアのDVカットオフナンバーが「5,000」と記載されている月は、ケースナンバーが5,000未満のアジア出身者が面接対象になるという意味です。自分のケースナンバーがカットオフ以下になった月に面接が予定されます。

ケースナンバーが高い(数字が大きい)場合、ビザ発給年度の後半まで面接が回ってこない可能性があります。最悪の場合、年度末までに面接に至らず、ビザが発給されないこともあります。これがDV抽選の厳しい現実のひとつです。

DV-2025面接当日の流れと対策

DV-2025の面接は在日米国大使館(東京・赤坂)で行われ、所要時間はおおむね2〜4時間です。面接そのものは10〜15分程度で終わることが多いですが、待ち時間を含めると半日は見ておいた方がいいでしょう。

面接の流れ

  1. 大使館到着・セキュリティチェック — 予約時間の15分前に到着。電子機器(スマホ含む)は持ち込めません
  2. 書類提出窓口 — 提出した書類の確認と指紋採取
  3. 領事官との面接 — 面接は英語で行われますが、日本語通訳が必要な場合はリクエスト可能です
  4. 結果通知 — その場で「承認」または「追加書類要求」「不許可」が伝えられます

よく聞かれる質問

面接では主に以下のような質問がされます。正直に、簡潔に答えることが大切です。

  • アメリカで何をする予定ですか?(仕事・住居の計画)
  • 渡米後の生活資金はどうしますか?
  • アメリカに家族や知人はいますか?
  • 現在の職業は何ですか?
  • なぜDV抽選に応募しましたか?

事前に回答を準備しておくと安心ですが、暗記した回答を棒読みするのは逆効果です。自然体で、誠実に答えることを心がけてください。

DV-2025に関連する費用

DV-2025のビザ取得にかかる費用は複数あり、合計で$1,000〜$2,000程度が目安です。

| 費用項目 | 金額 | 備考 | |---------|------|------| | DV抽選応募料 | 無料 | オンライン応募に費用はかかりません | | DV移民ビザ申請料 | $330 | 面接時に支払い | | USCIS移民手数料 | $220 | グリーンカード発行手数料(渡米前にオンライン支払い) | | 健康診断費用 | 約30,000〜50,000円 | 病院により異なる。ワクチン接種が追加で必要な場合あり | | 警察証明書 | 無料〜数百円 | 都道府県により異なる | | 戸籍謄本・翻訳費用 | 数千円〜10,000円 | 翻訳業者を利用する場合 |

弁護士に依頼する場合は別途$1,500〜$5,000程度の弁護士費用がかかりますが、DV抽選は比較的シンプルな手続きのため、自力で進める方も多いです。

DV-2025とDV-2026の違い

DV-2026は次年度の抽選プログラムで、2024年秋に応募受付が予定されています。DV-2025とDV-2026の基本的な枠組みは同じですが、対象国リストや応募期間は毎年更新されます。

DV-2025にすでに当選している方がDV-2026に応募することは可能ですが、同時に2つのDVビザを取得することはできません。DV-2025の手続きが進行中であれば、そちらに集中するのが賢明です。

まだDV-2025に応募していなかった方は、残念ながら応募期間は終了しています。次のチャンスはDV-2026(2024年秋応募開始予定)です。毎年忘れずに応募し続けることが、当選への唯一の近道です。

よくある質問(FAQ)

DV-2025の当選結果はどこで確認できますか?

DV-2025の当選結果は、米国国務省の公式サイト(dvprogram.state.gov)のEntrant Status Checkページで確認できます。応募時に発行された確認番号(Confirmation Number)、氏名、生年月日を入力すると結果が表示されます。メールや電話での当選通知は一切行われないため、「当選しました」という連絡が来た場合は詐欺の可能性が高いです。

DV抽選に落ちたら来年また応募できますか?

DV抽選に落選しても、翌年度のプログラムに再度応募できます。応募回数に制限はなく、毎年応募することが可能です。過去に落選した経験が次回の審査に不利に働くことはありません。落選した年のケースは自動的に終了するため、特別な手続きは不要です。

DV-2025で当選したが辞退したい場合はどうすればいいですか?

DV-2025に当選した後に辞退する場合、特別な手続きは不要です。DS-260を提出しない、または面接に出席しなければ、自動的にケースはクローズされます。当選の辞退が将来のDV抽選への応募に影響することはありません。

家族も一緒にグリーンカードを取得できますか?

DV-2025の当選者は、配偶者と21歳未満の未婚の子供を「派生受益者(derivative beneficiary)」として同時にグリーンカードを申請できます。家族全員のDS-260を提出し、各自の必要書類を準備して面接に臨みます。家族分のビザ申請料と健康診断費用も別途必要です。

DV-2025の面接で英語が話せなくても大丈夫ですか?

DV-2025の面接は英語で行われますが、日本語の通訳を依頼することが可能です。英語力はビザ発給の直接的な要件ではありません。ただし、渡米後の生活を考えると基本的な英語力はあった方が良いでしょう。面接では英語力そのものより、質問に対して誠実に回答することが重視されます。

DV抽選の詐欺に注意すべき点は?

DV抽選に関する詐欺は毎年多数報告されています。米国国務省がメールや電話で当選を通知することは絶対にありません。「手数料を振り込めば当選確率が上がる」「代理応募サービス」を謳う業者にも注意が必要です。公式の応募サイトはdvprogram.state.govのみで、応募に費用は一切かかりません。不審な連絡を受けた場合は、米国大使館のウェブサイトで最新の詐欺情報を確認してください。

DV-2025で当選後、日本に住み続けることはできますか?

DV-2025で取得するのはアメリカの永住権(グリーンカード)であり、取得後はアメリカに居住する意思が求められます。グリーンカードを取得した後も日本に長期滞在し続けると、永住の意思がないと判断され、グリーンカードを喪失するリスクがあります。一般的に、1年以上アメリカを離れると再入国が困難になります。グリーンカードの維持にはアメリカでの実質的な居住が条件です。

DV-2025の応募で写真が不合格になる主な原因は?

DV-2025の応募写真が不合格になる主な原因は、サイズ不適合(600×600ピクセル以外)、背景が白でない、メガネを着用している、顔の比率が規定外(写真全体の50〜69%でない)、6ヶ月以内の撮影でない、の5点です。国務省の公式写真検証ツール(Photo Tool)で提出前に確認できます。写真の不備による失格は非常に多いため、このステップは慎重に行ってください。

dv 2025DV抽選グリーンカード 抽選多様性ビザアメリカ 永住権

免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

関連する質問