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E-2ビザ

E-2ビザからH-1Bビザへの変更で失敗しないためには何に注意すべきですか?

E-2ビザからH-1Bビザへの変更は、米国での長期滞在やキャリアアップを目指す上で魅力的な選択肢です。しかし、申請にはいくつかの落とし穴があります。変更を成功させるための重要なポイントを解説します。

Daniel Aydin

Daniel Aydin監修

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

更新 2026年3月11日9 min read

回答

E-2ビザからH-1Bビザへの変更で失敗しないためのポイント

E-2ビザは、米国と条約を結んでいる国の国民が、米国で事業投資を行う際に取得できるビザです。一方、H-1Bビザは、専門職に就く外国人労働者向けのビザであり、抽選が必要となる場合があります。E-2ビザからH-1Bビザへの変更は、米国での長期滞在やキャリアアップを目指す上で有効な手段ですが、申請プロセスは複雑で、いくつかの注意点があります。本稿では、E-2ビザからH-1Bビザへの変更を成功させるために、知っておくべき重要なポイントを解説します。

H-1Bビザの申請資格の確認

H-1Bビザの申請には、学歴や職務経験などの一定の資格要件があります。まず、ご自身がH-1Bビザの申請資格を満たしているかを確認することが重要です。主な要件は以下の通りです。

  • 学歴: 通常、H-1Bビザの申請には、学士号以上の学位が必要です。ただし、学位がなくても、専門分野での職務経験が学士号相当と認められる場合があります。
  • 職務: H-1Bビザは、理論的または技術的に高度な専門知識を必要とする職務(specialty occupation)に就く外国人労働者を対象としています。職務内容が専門性を要するものかどうかを慎重に検討する必要があります。
  • 雇用主: H-1Bビザの申請は、米国の雇用主が行います。雇用主は、申請者の職務内容、給与、労働条件などを明示する必要があります。また、雇用主は、申請者がH-1Bビザの資格要件を満たしていることを証明する責任があります。

スポンサーとなる雇用主を見つける

H-1Bビザの申請には、申請者をスポンサーしてくれる米国の雇用主が必要です。E-2ビザで起業したご自身の会社でH-1Bビザを申請することも可能ですが、会社がH-1Bビザの申請に必要な要件を満たしている必要があります。例えば、会社が十分に安定した財務状況にあり、申請者の給与を支払う能力があることを証明する必要があります。

雇用主を探す際には、以下の点に注意しましょう。

  • H-1Bビザのスポンサー実績: 過去にH-1Bビザのスポンサー実績がある企業は、申請プロセスに慣れているため、スムーズな申請が期待できます。
  • 業界: ご自身の専門分野に関連する業界の企業を探しましょう。専門知識やスキルを活かせる職務を見つけやすくなります。
  • 企業の規模: 大企業は、H-1Bビザの申請に必要なリソースを持っていることが多いですが、競争率も高くなります。中小企業は、競争率は低い可能性がありますが、リソースが限られている場合があります。

H-1Bビザの抽選と申請プロセス

H-1Bビザには、年間発給数に上限があり、通常、抽選が行われます。抽選に当選しなければ、H-1Bビザを取得することはできません。抽選は通常3月に行われ、結果は3月末までに通知されます。抽選に当選した場合、雇用主は USCIS(米国移民局)にH-1Bビザの申請書(Form I-129)を提出します。

申請プロセスは以下の通りです。

  1. 労働条件申請(LCA): 雇用主は、まず労働省に労働条件申請(LCA)を提出し、承認を得る必要があります。LCAでは、申請者の給与や労働条件が、米国人労働者と同等であることを証明する必要があります。
  2. H-1Bビザ申請(Form I-129): LCAの承認後、雇用主はUSCISにH-1Bビザの申請書(Form I-129)を提出します。申請書には、申請者の学歴、職務経験、職務内容、給与などの情報が含まれます。
  3. 面接: USCISは、申請者に対して面接を行う場合があります。面接では、申請者の学歴、職務経験、職務内容、米国での滞在目的などが質問されます。
  4. 承認: USCISが申請を承認した場合、H-1Bビザが発給されます。申請者は、H-1Bビザの有効期間中、米国で就労することができます。

E-2ビザのステータス維持

H-1Bビザの申請中も、E-2ビザのステータスを維持することが重要です。E-2ビザのステータスを維持するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 事業の継続: E-2ビザは、米国での事業投資を前提としたビザです。H-1Bビザの申請中も、事業を継続し、E-2ビザの要件を満たし続ける必要があります。
  • 米国からの出国: H-1Bビザの申請中に米国から出国する場合、再入国許可(Advance Parole)を取得する必要があります。再入国許可を取得せずに米国から出国すると、H-1Bビザの申請が却下される可能性があります。

よくある誤解

  • E-2ビザを持っているとH-1Bビザの取得が有利になる? E-2ビザの保有は、H-1Bビザの抽選において有利になることはありません。H-1Bビザは、あくまで資格要件を満たした上で抽選に当選する必要があります。
  • H-1Bビザの申請をすれば、必ず取得できる? H-1Bビザは、年間発給数に上限があり、抽選が行われるため、申請しても必ず取得できるとは限りません。また、申請が却下される場合もあります。

まとめ

E-2ビザからH-1Bビザへの変更は、複雑なプロセスであり、いくつかの注意点があります。申請資格の確認、スポンサーとなる雇用主探し、H-1Bビザの抽選と申請プロセス、E-2ビザのステータス維持など、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。専門家(弁護士など)のサポートを受けながら、慎重に進めることをお勧めします。

次のステップ

  1. H-1Bビザの申請資格を詳細に確認する。
  2. H-1Bビザのスポンサーとなってくれる可能性のある雇用主を探す。
  3. 移民法専門の弁護士に相談し、具体的な申請戦略を立てる。
  4. 労働条件申請(LCA)の準備を開始する。
  5. H-1Bビザの抽選に備え、必要な書類を準備する。
E-2ビザH-1Bビザビザ変更米国就労ビザ移民法

この回答の監修者

Daniel Aydin

Daniel Aydinダニエル・アイディン

Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。

免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

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