
アメリカ永住権(グリーンカード)とは?取得条件・方法・費用を完全解説
アメリカ永住権(グリーンカード)の取得方法、申請条件、費用、処理期間について、公式情報に基づき徹底解説します。家族ベース、雇用ベース、投資、抽選など、あなたに最適な取得方法が見つかります。
重要なお知らせ:このウェブサイトは教育目的のみです。法的助言や法的サービスを提供するものではありません。

アメリカでのキャリアアップやビジネス展開は、多くの日本人にとって大きな目標です。しかし、その実現には適切な**就労ビザ(非移民ビザ)**の取得が不可欠となります。アメリカの移民法は複雑であり、どのビザが自分や自社の状況に最適かを理解することが成功の鍵となります。
本記事では、アメリカの米国市民権・移民業務局(USCIS)や米国国務省(DOS)の公式情報を基に[1]、日本人が最も多く利用する主要な就労ビザの種類、それぞれの詳細な条件、申請プロセス、滞在期間、そして家族帯同に関する最新の情報を徹底的に解説します。
アメリカの就労ビザは、大きく分けて一時的な就労を目的とする非移民ビザと、**永住を目的とする移民ビザ(グリーンカード)**の2種類があります。本記事では、まず非移民ビザに焦点を当てます。
非移民就労ビザの多くは、原則として雇用主(米国企業)が申請者(外国人労働者)のために請願書(Form I-129)をUSCISに提出し、承認を得ることから始まります[2]。
日本人がアメリカで働くために最も一般的に利用される、または日米間の条約により優遇される4つの主要なビザについて詳しく見ていきましょう。
H-1Bビザは、**専門職(Specialty Occupation)**に従事する外国人を対象としたビザで、最も一般的な就労ビザの一つです。
L-1ビザは、国際企業が**管理職・役員(L-1A)または専門知識を有する従業員(L-1B)**を、海外の関連会社から米国内の支店、子会社、関連会社に転勤させるためのビザです。
E-1ビザは、日米間の通商航海条約に基づき、条約国(日本)の国籍を持つ者が、主に米国と条約国との間で相当量の貿易を行うために米国に入国することを許可するビザです[6]。
E-2ビザは、E-1と同様に日米間の通商航海条約に基づき、条約国(日本)の国籍を持つ者が、相当額の資本を米国内の企業に投資し、その事業を経営・発展させるために米国に入国することを許可するビザです[7]。
| ビザの種類 | 対象者 | 滞在期間(最長) | 家族帯同(配偶者の就労) | 雇用主の請願書(I-129) | 永住権への移行 | | :--- | :--- | :--- | :--- | :--- | :--- | | H-1B | 専門職の外国人労働者 | 6年間 | H-4(特定の条件で就労可) | 必要 | 可能(EB-2/EB-3へ) | | L-1A | 企業内転勤の管理職・役員 | 7年間 | L-2(就労許可あり) | 必要 | 容易(EB-1Cへ) | | L-1B | 企業内転勤の専門知識保持者 | 5年間 | L-2(就労許可あり) | 必要 | 可能(EB-2/EB-3へ) | | E-1/E-2 | 条約トレーダー/投資家とその従業員 | 制限なし(更新可能) | E-1/E-2(就労許可あり) | 不要 | 困難(非移民の意思が必要) |
就労ビザの申請プロセスは、ビザの種類によって大きく異なりますが、H-1BやL-1ビザのように請願書が必要なケースの一般的な流れは以下の通りです。
期間: 申請期間はビザの種類やUSCISの処理速度、大使館・領事館の状況により大きく変動します。特にH-1Bは抽選があるため、時期が限定されます。L-1やEビザは、プレミアム・プロセッシング(追加料金を支払うことで審査期間を短縮する制度)を利用できる場合があります。
主要な就労ビザのほとんどは、配偶者と21歳未満の未婚の子どもを帯同家族として連れてくることが可能です。
| ビザ主申請者 | 帯同家族のビザ | 配偶者の就労可否 | | :--- | :--- | :--- | | H-1B | H-4 | 特定の条件(永住権申請中など)を満たせば、**就労許可証(EAD)**の取得により就労可能[3]。 | | L-1A/L-1B | L-2 | **就労許可証(EAD)**の取得なしに、ステータスに基づき就労が許可されます(I-94にL-2Sと記載)[4][5]。 | | E-1/E-2 | E-1/E-2 | **就労許可証(EAD)**の取得により就労可能[6][7]。 |
特にL-2およびE-1/E-2の配偶者は、比較的容易に就労許可を得られるため、家族での移住を考える上で大きなメリットとなります。
A1. H-1Bの抽選に落ちた場合でも、L-1ビザ(企業内転勤)、E-1/E-2ビザ(条約トレーダー/投資家)、またはO-1ビザ(卓越能力)など、他のビザの要件を満たしていれば、そちらを検討できます。特に日系企業からの転勤であればL-1、投資や貿易関連であればEビザが有力な選択肢となります。
A2. Eビザは「非移民ビザ」であり、申請者は米国に永住する意思がないことを示す必要があります。そのため、直接的に永住権(グリーンカード)につながるビザではありません。しかし、Eビザで滞在中にEB-5(投資永住権)やEB-1C(多国籍企業の管理職・役員)など、他の永住権カテゴリーの要件を満たせば、永住権を申請することは可能です。
A3. L-1Bビザにおける「専門知識」とは、その企業独自の製品、サービス、技術、経営手法などに関する、他の従業員にはない高度な知識や専門性を指します。単なる技術スキルではなく、その知識が企業の国際市場での競争力に不可欠であることなどが求められます。
アメリカの就労ビザは、種類が多岐にわたり、それぞれに複雑な要件と最新の動向が存在します。特にH-1Bの抽選制度や、L-1・Eビザの企業要件は、専門的な知識なしに正確に判断することが難しい分野です。
アメリカでの就労やビジネス展開を成功させるためには、ご自身の状況や企業の計画に最適なビザを選択し、最新の移民法に基づいた適切な戦略を立てることが不可欠です。
当事務所では、日系企業や日本人専門職の方々を対象に、H-1B、L-1、E-1/E-2ビザをはじめとする各種就労ビザの申請サポートを専門的に行っております。初回相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
本記事に記載されている情報は、一般的な情報提供のみを目的としており、特定の個人または企業に対する法的助言(Legal Advice)を構成するものではありません。移民法は頻繁に変更されるため、最新の法律や規制、判例に基づいた個別の助言については、必ず資格を有する移民弁護士にご相談ください。本記事の情報に基づいて行動したことにより生じた損害について、当事務所は一切の責任を負いません。
[1] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "Working in the United States." [2] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "Temporary (Nonimmigrant) Workers." [3] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "H-1B Specialty Occupations." [4] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "L-1A Intracompany Transferee Executive or Manager." [5] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "L-1B Intracompany Transferee Specialized Knowledge." [6] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "E-1 Treaty Traders." [7] U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS). "E-2 Treaty Investors."
この記事は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。

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