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グリーンカード

グリーンカード(永住権)取得後の権利と義務について教えてください?

グリーンカードを取得すると、米国で永住者として生活する権利を得ますが、同時にいくつかの義務も発生します。どのような権利と義務が発生するのかを詳しく解説します。

Q&A

更新 2026年3月11日9 min read

回答

グリーンカード(永住権)取得後の権利と義務とは?

グリーンカード(永住権)を取得すると、米国で合法的に永住者として生活し、働く権利を得ます。しかし、その権利と引き換えに、いくつかの重要な義務を果たす必要もあります。この記事では、グリーンカード保持者が持つ権利と義務について詳しく解説します。

永住権取得によって得られる主な権利

グリーンカード保持者は、米国において様々な権利を享受できます。以下に主なものを挙げます。

  • 米国での居住と就労の権利: 米国内のどこにでも居住し、合法的な仕事に就くことができます。ただし、特定の政府機関の仕事など、市民権が必要な職種もあります。
  • 財産所有の権利: 不動産やその他の財産を自由に購入、所有、売却できます。
  • 公立学校への通学: 公立の小中学校、高校に無料で通学できます。また、州内の大学やカレッジに、留学生よりも低い授業料で通うことができます。
  • 運転免許証の取得: 米国の運転免許証を取得できます。
  • 社会保障番号(Social Security Number)の取得: 社会保障番号を取得し、社会保障制度を利用できます。
  • 特定の条件下の家族呼び寄せ: 配偶者と未婚の子供(21歳未満)を米国に呼び寄せることができます。
  • 米国からの自由な出入国: 原則として、自由に米国を出国し、再入国できます。ただし、長期間の海外滞在は永住権の維持に影響を与える可能性があります。
  • 市民権取得の可能性: 一定の条件を満たせば、米国市民権を申請することができます。

永住権保持者の主な義務

グリーンカード保持者は、米国社会の一員として、以下の義務を果たす必要があります。

  • 法律の遵守: 米国および州、地方自治体の法律を遵守する必要があります。犯罪を犯すと、国外追放される可能性があります。
  • 納税義務: 米国の税法に従い、適切に税金を納める必要があります。これには、連邦税、州税、地方税が含まれます。IRS(内国歳入庁)のウェブサイト (https://www.irs.gov/) で詳細を確認してください。
  • 兵役義務: 18歳から25歳までの男性は、選択的徴兵登録(Selective Service System)に登録する義務があります。ただし、永住権保持者は、米軍への入隊を強制されることはありません。
  • 住所変更の届け出: USCIS(米国市民権移民局)に対し、住所変更後10日以内にAR-11フォームで届け出る必要があります。 USCISのウェブサイト (https://www.uscis.gov/) で詳細を確認してください。
  • 永住権の維持: 永住権を維持するためには、米国を主な居住地とし、一定期間以上国外に滞在しないように注意する必要があります。通常、1年以上米国を離れる場合は、再入国許可(Re-entry Permit)を取得する必要があります。
  • 米国への忠誠: 米国憲法を支持し、米国の法律を遵守する義務があります。敵対勢力に協力するなどの行為は、永住権を失う原因となります。

条件付き永住権について

結婚や投資(EB-5)を通じて永住権を取得した場合、最初は「条件付き永住権」が付与されることがあります。これは通常2年間有効で、その期間中に条件(例えば、結婚が真実であること、投資が継続されていること)が満たされていることを証明する必要があります。条件付き永住権の解除を申請し、承認されれば、正式な永住権が付与されます。

よくある誤解

  • グリーンカードを持っていれば完全に自由? グリーンカードは多くの権利を与えますが、市民権とは異なり、選挙権や特定の公職に就く権利は含まれません。また、犯罪を犯すと国外追放される可能性もあります。
  • 税金を払わなくても大丈夫? 米国の税法は複雑で、永住者も納税義務があります。収入だけでなく、海外資産についても申告が必要な場合があります。専門家への相談をお勧めします。
  • 海外に長くいても大丈夫? 長期間米国を離れると、永住権を失う可能性があります。再入国許可を取得するなど、適切な手続きを行う必要があります。

まとめ

グリーンカード(永住権)は、米国で永住者として生活するための重要な権利を与えますが、同時に法律の遵守や納税義務など、様々な義務も伴います。これらの権利と義務を理解し、適切に対応することで、安心して米国での生活を送ることができます。

次のステップ

  1. USCISのウェブサイトを確認する: 最新の情報を常に確認しましょう。(https://www.uscis.gov/)
  2. 税務の専門家に相談する: 米国の税法は複雑です。税務の専門家からアドバイスを受けることをお勧めします。
  3. 弁護士に相談する: 永住権の維持や市民権の申請について、弁護士に相談することで、より具体的なアドバイスを得られます。
  4. 住所変更の届け出を忘れずに行う: 住所が変わった場合は、USCISに速やかに届け出ましょう。
  5. 永住権カードの有効期限を確認する: 永住権カードには有効期限があります。期限切れ前に更新手続きを行いましょう。
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免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

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