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グリーンカード

永住権のDV抽選の応募方法はどうなりますか?

アメリカの永住権(グリーンカード)を抽選で取得できるDVプログラム(Diversity Visa Program)は、毎年応募期間が決まっています。応募資格や方法、注意点などを詳しく解説します。

Q&A

更新 2026年3月11日13 min read

回答

永住権のDV抽選の応募方法

アメリカの永住権、通称グリーンカードを比較的容易に取得できる可能性があるDVプログラム(Diversity Visa Program、通称:グリーンカード抽選)は、毎年秋頃に受付期間が設けられています。この抽選は、アメリカへの移民率が低い国の人々を対象としており、当選すれば永住権を取得する資格が得られます。ただし、応募資格や手続きには注意が必要です。この記事では、DV抽選の応募方法、資格要件、注意点などを詳しく解説します。

DV抽選とは

DV抽選(Diversity Visa Program)は、アメリカ合衆国議会が定めた法律に基づき、国務省が実施する移民プログラムです。アメリカへの移民率が低い国籍の人々に対して、抽選で永住権取得の機会を提供することを目的としています。毎年50,000件のビザが割り当てられ、当選者はアメリカでの永住権を取得する手続きを進めることができます。

応募資格

DV抽選に応募するためには、以下の2つの主要な資格要件を満たす必要があります。

  1. 国籍: DV抽選の対象国は毎年変更されます。アメリカへの移民率が高い国は対象外となります。応募する年の対象国リストを必ず確認してください。日本国籍の方は通常、DV抽選の対象となります。
  2. 学歴または職歴: 以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
    • 高校卒業以上の学歴を有すること。
    • 過去5年以内に、少なくとも2年間の職務経験を有すること。この職務経験は、米国労働省のO*NETデータベースで「Specific Vocational Preparation (SVP)」が7.0以上の職種である必要があります。

学歴の証明

高校卒業以上の学歴を証明するには、卒業証書や成績証明書などの公式な書類を提出する必要があります。海外の学校を卒業した場合は、アメリカの学歴と同等であることを証明する評価が必要となる場合があります。

職歴の証明

職歴を証明するには、雇用証明書、給与明細、税務申告書などの書類を提出する必要があります。O*NETデータベースでSVPが7.0以上の職種であることを証明するために、職務内容の詳細な説明が必要となる場合があります。

応募方法

DV抽選の応募は、インターネットを通じてオンラインでのみ受け付けられます。郵送やその他の方法での応募は無効となります。

  1. 応募期間: 応募期間は通常、毎年10月初旬から11月初旬までの約1ヶ月間です。正確な期間は、米国国務省のウェブサイトで発表されます。応募期間外の応募は無効となります。
  2. 応募ウェブサイト: 米国国務省の指定するウェブサイト(https://dvprogram.state.gov/)からのみ応募してください。偽のウェブサイトや詐欺に注意してください。
  3. 応募フォーム: 応募フォームには、氏名、生年月日、国籍、学歴、職歴、配偶者および子供の情報などを正確に記入する必要があります。虚偽の情報を記入すると、失格となる可能性があります。
  4. 写真: 応募者本人および配偶者、子供の写真を提出する必要があります。写真は、指定されたサイズと形式(JPEG形式)に従って準備する必要があります。古い写真や不鮮明な写真は受け付けられません。
  5. 確認番号: 応募が完了すると、確認番号が表示されます。この確認番号は、当選結果を確認するために必要ですので、必ず安全な場所に保管してください。

当選発表と手続き

DV抽選の当選発表は、翌年の5月頃に米国国務省のウェブサイトで行われます。確認番号を入力して、当選結果を確認してください。

当選後の手続き

当選した場合でも、自動的に永住権が取得できるわけではありません。当選者は、以下の手続きを行う必要があります。

  1. DS-260: オンラインでDS-260と呼ばれる移民ビザ申請書を提出します。この申請書には、詳細な個人情報、家族情報、職歴、学歴などを記入する必要があります。
  2. 面接: アメリカ大使館または領事館で面接を受けます。面接では、申請内容の確認や、永住権を取得する資格があるかどうかが審査されます。
  3. 健康診断: 指定された医療機関で健康診断を受ける必要があります。健康上の問題がある場合、永住権の取得が認められない場合があります。
  4. 必要書類の提出: パスポート、出生証明書、結婚証明書(該当する場合)、犯罪経歴証明書、学歴証明書、職歴証明書など、必要な書類を提出する必要があります。
  5. ビザの発給: 面接に合格し、すべての要件を満たした場合、移民ビザが発給されます。ビザの有効期限内にアメリカに入国する必要があります。

費用

DV抽選の応募自体は無料ですが、当選後の手続きには費用がかかります。DS-260申請料、健康診断費用、必要書類の取得費用、移民ビザ申請料などが含まれます。これらの費用は、自己負担となります。

注意点

  • 詐欺に注意: DV抽選を悪用した詐欺が多発しています。米国国務省が指定するウェブサイト以外からの応募や、当選を保証するなどの勧誘には注意してください。当選した場合でも、米国政府が直接連絡を取り、金銭を要求することはありません。
  • 正確な情報: 応募フォームには、正確な情報を記入してください。虚偽の情報を記入すると、失格となる可能性があります。また、応募後の情報修正は原則として認められません。
  • 写真の規格: 写真は、指定されたサイズと形式に従って準備してください。古い写真や不鮮明な写真は受け付けられません。写真の規格に合わない場合、応募が無効となることがあります。
  • 確認番号の保管: 応募が完了すると表示される確認番号は、当選結果を確認するために必要です。必ず安全な場所に保管してください。確認番号を紛失した場合、当選結果を確認することができなくなります。

よくある誤解

  • 当選すれば必ず永住権が取得できる: DV抽選に当選しても、自動的に永住権が取得できるわけではありません。当選者は、DS-260の提出、面接、健康診断、必要書類の提出など、所定の手続きを完了する必要があります。また、犯罪歴や健康上の問題がある場合、永住権の取得が認められない場合があります。
  • 応募すれば必ず当選する: DV抽選は競争率が高く、当選確率は低いのが現状です。応募資格を満たしていても、必ず当選するとは限りません。当選を期待しすぎず、他の永住権取得方法も検討することをおすすめします。
  • 代行業者に依頼すれば当選確率が上がる: DV抽選の応募は、自分で行うことができます。代行業者に依頼しても、当選確率が上がることはありません。むしろ、詐欺に遭うリスクがあるため、注意が必要です。

まとめ

DV抽選は、アメリカの永住権を取得する一つの手段ですが、応募資格や手続きには注意が必要です。正確な情報を基に、慎重に応募手続きを進めることが重要です。また、当選後も様々な手続きが必要となるため、事前に情報を収集し、準備しておくことをおすすめします。

次のステップ

  1. 米国国務省のウェブサイト(https://dvprogram.state.gov/)で、最新のDV抽選の情報を確認する。
  2. 応募資格を満たしているかどうかを確認する(国籍、学歴または職歴)。
  3. 応募期間中に、オンライン応募フォームに正確な情報を記入し、写真を提出する。
  4. 応募完了後に表示される確認番号を安全な場所に保管する。
  5. 当選発表日に、確認番号を入力して当選結果を確認する。
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免責事項

この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。

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