E-2ビザ保持者の配偶者はどのようにして米国で就労許可を得られますか?
E-2ビザ保持者の配偶者は、特定の条件を満たすことで米国での就労許可を得ることができます。このガイドでは、そのための申請プロセス、必要な書類、および注意点について詳しく解説します。

Daniel Aydin監修
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
回答
E-2ビザ保持者の配偶者の就労許可:初めての方向けガイド
E-2ビザ(条約投資家ビザ)保持者の配偶者は、米国で合法的に働くための就労許可(Employment Authorization Document, EAD)を申請することができます。この権利は、E-2ビザ保持者本人だけでなく、その家族が米国での生活を安定させる上で非常に重要な要素となります。この記事では、E-2ビザ配偶者が就労許可を得るためのステップ、必要な書類、および注意点について詳しく解説します。
E-2ビザ配偶者の就労許可申請資格
E-2ビザ保持者の配偶者が米国で就労許可を申請するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- E-2ビザ保持者と法的に婚姻関係にあること
- E-2ビザ保持者の扶養家族として、E-2ビザのステータスを保持していること
- 米国国内に居住していること
これらの条件を満たしていれば、年齢や学歴、職歴に関わらず、就労許可の申請が可能です。
就労許可申請の手続き
E-2ビザ配偶者の就労許可申請は、以下の手順で行います。
- I-765フォームの準備:
- 就労許可申請書(Application for Employment Authorization)であるI-765フォームをUSCIS(米国市民権移民局)のウェブサイトからダウンロードします。
- I-765フォームに必要事項を正確に記入します。
- オンラインで申請する場合は、USCISのウェブサイト上でアカウントを作成し、指示に従ってフォームに記入します。
- 必要書類の準備:
I-765フォームに加えて、以下の書類を準備します。
- パスポートのコピー(顔写真とビザのページ)
- I-94(出入国記録)のコピー
- E-2ビザ保持者のビザとI-94のコピー
- 婚姻証明書のコピー
- 過去にEADカードを取得したことがある場合は、そのコピー
- パスポートサイズの写真2枚
- 申請料金の支払い:
- I-765フォームの申請料金は、USCISのウェブサイトで確認してください。2024年現在、料金は$410です(変更される可能性があるので、必ず最新情報を確認してください)。
- オンラインで申請する場合は、クレジットカードまたはデビットカードで支払います。
- 郵送で申請する場合は、マネーオーダー、小切手、またはUSCISが認めるその他の方法で支払います。
- 申請書類の提出:
- I-765フォームと必要書類、申請料金をUSCISの指定された住所に郵送します。
- オンラインで申請する場合は、USCISのウェブサイト上で書類をアップロードし、申請を送信します。
- USCISからの通知:
- 申請後、USCISから受領通知(Form I-797C, Notice of Action)が送られてきます。この通知には、申請番号や審査状況を確認するための情報が記載されています。
- 場合によっては、USCISから追加書類の提出や面接の要請があることがあります。
- EADカードの受領:
- 申請が承認されると、EADカードが郵送で送られてきます。EADカードには、就労が許可される期間が記載されています。
EADカードの更新
EADカードの有効期限が切れる前に、更新手続きを行う必要があります。更新手続きは、有効期限の180日前から申請可能です。更新手続きも、新規申請と同様にI-765フォームを使用し、必要な書類を揃えて申請します。
配偶者の就労に関する注意点
- ソーシャルセキュリティ番号(SSN)の取得: EADカードを取得後、ソーシャルセキュリティ番号(SSN)を申請することができます。SSNは、米国で働く上で必要な番号であり、税金の申告や銀行口座の開設などに使用します。
- 税金の申告: 米国で得た収入は、税金の申告対象となります。毎年4月15日までに、前年の収入をIRS(内国歳入庁)に申告し、必要に応じて税金を支払う必要があります。
- 州の規制: 特定の職業(医師、弁護士、教師など)は、州によって資格や免許が必要となる場合があります。就労を希望する職業について、州の規制を確認しておくことが重要です。
よくある誤解
- 誤解1:E-2ビザ配偶者は、どんな仕事でも自由にできる。 E-2ビザ配偶者は、EADカードを取得すれば合法的に就労できますが、特定の職業には州の資格や免許が必要な場合があります。
- 誤解2:E-2ビザ配偶者は、E-2ビザ保持者の会社でしか働けない。 EADカードを取得すれば、E-2ビザ保持者の会社だけでなく、他の会社でも働くことができます。
- 誤解3:EADカードがあれば、永住権(グリーンカード)を申請できる。 EADカードは就労許可を与えるものであり、永住権の申請資格を与えるものではありません。永住権の申請には、別途条件を満たす必要があります。
まとめ
E-2ビザ保持者の配偶者は、I-765フォームを提出し、必要な書類を揃えることで、米国での就労許可を得ることができます。EADカードの取得は、配偶者の経済的な自立を支援し、家族全体の生活の質を向上させる上で重要な役割を果たします。EADカードの有効期限切れに注意し、適切な時期に更新手続きを行うことが大切です。
次のステップ
- USCISのウェブサイトで最新のI-765フォームと申請手順を確認する。
- 必要な書類をリストアップし、不足がないか確認する。
- I-765フォームに正確に記入し、必要書類とともにUSCISに提出する。
- USCISからの通知を注意深く確認し、追加の要求があれば迅速に対応する。
- EADカードの有効期限を確認し、期限切れになる前に更新手続きを行う。
この回答の監修者

Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)
Plansera AI 創業者 / 法学士・移民法実務家
Daniel Aydin(ダニエル・アイディン)は、AIによる事業計画書作成サービス「Plansera AI」の創業者です。Eastern Mediterranean University 法学部卒(法学士)。米国テキサス州ダラスの移民法律事務所で LegalTech・成長責任者を務め、E-2ビザをはじめとする数多くの移民・起業案件の実務に携わってきました。さらに Gusto(Y Combinator 出身のユニコーン企業)や RemoteTeam.com で国際労務・コンプライアンスの法務コンサルタントを歴任。法律とテクノロジーの両分野の知見を活かし、日本人起業家のアメリカ進出を支援しています。
免責事項
この回答は教育目的のみであり、法的助言を構成するものではありません。具体的な移住やビジネスの決定については、必ず認可された専門家(弁護士、会計士など)にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、法律や規制は変更される可能性があります。